2005年11月22日

すきまのおともだちたち

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江國香織さんの小説やエッセイはよく読むほうだ。
洗練された文体と情景描写だけで心象風景を読み手に想像させる
「文章力のある作家」というイメージをわたしは抱いている。
お気に入りの「冷静と情熱のあいだ〜rosso」は辻仁成さんファンには
申し訳ないが、完全に江國さんに軍配を上げてしまう。

そんな江國さんのMOEに連載されていたというファンタジー(ってジャンルでいいのかな?)
どこかしらなつかしいような、空想癖のある自分自身を取り戻したようなそんな気持ちにさせてくれた。
分別のある年代にどっぷりとハマった今でも、ときどき落ちていく「すきま」
小さな女の子とお皿との交わりはもしかしたら、わたしと読書の世界に似ている。
本の世界にひきこまれていく瞬間。それこそがわたしの「すきま」なのかもしれない。

ラストに主人公の女性が一点をみつめたまま動かなくなる孫を見て、
「別の世界」に
行っていると思う場面。
息子の幼いときとまったく同じだ。
わたしたちは、「あぁ、またどこかに行っているね・・・お〜〜い、どこ行ってるのぉ?」と
笑いながら聞いていたっけ。
今は子どもたちのそんな日々をなつかしんではためいきをつく夫とわたし。
夫とわたしもそんなとき、旅にでているのかもしれないな・・・

posted by まろ茶 at 08:46| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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